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知床で北の王者を狙って(2017年3月4日)

流氷とオオワシまたはオジロワシ、この北の大地を代表する光景を見てみたいと思ったのは、研究室でイヌワシの研究をしていた先輩の調査を手伝った時以来、もう10年になります。

動きモノ撮影用に100-400㎜を購入したので、満を持して北海道羅臼町の撮影船に乗ってきました。が、まさかの流氷がない?! 数日間強風が続いたために、流氷が国後島沖に流されてしまったというのです・・・。そういうオチがあり得るということを全く知らなかったので、絶望的な気分に・・・。

しかし、船長が餌のスケトウダラを撒き始めると、カモメに交じってついに現れたのです、北の大地に煌めくあの黒と白の高貴な翼、オオワシです!

さらに割れ氷が流れているという情報で向かってみると、おおお!!!多数のオオワシが鎮座しているではありませんか! 海に投げ込まれる餌を狙って続々と飛び立つオオワシにテンションは上がり、船上はマシンガンのようなシャッター音が鳴り始めたのでした。

オオワシに遅れて、もう一種の北の王者オジロワシもやって来てくれました。知床半島をバックに飛ぶその姿は、見とれるしかありません。あ、いやいや、撮らないといけないのですが、やはり絵になりますねぇ。あとは流氷があれば言うことなしだったんですが・・・。

どうしても流氷とのコンビで撮りたい!と思っていると、船は港内へ。。な、な、何と接岸して港内に残った残り流氷の上にワシたちがいるではありませんか! 寄りでも撮りたかったので、テレコンを着脱しながらワシたちのいろんな表情を撮ることができました。

次は是非とも漂う大きな流氷の上を舞うワシたちに出会いたいものです!!

この他の作品は「Animals」をご覧下さい

*いずれもEOS7DmarkⅡ/EF100-400mmF4.5-5.6LⅡISUSMで、構図を整えるトリミングあり

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