
クモツキマラソン
僕の好きな蝶ツートップはクモツキです。もう一つは高山アサマ。満足のいくハタザオ吸蜜するクモツキが撮れるまで、クモツキ撮影が終わりません。これがクモツキマラソンです。 第2戦は南アルプス。この日はとても風が強く、クモツキは飛んでもすぐに地面に落下してしまうコンディション。。おかげで、地面の日光浴カットを量産する羽目に。お昼ごろ林道沿いの少し風の弱い林内にふらふら飛んでいく個体を見つけました。汗をぬぐいながら追いかけると、林道沿いのハタザオにふわりと舞い降りて吸蜜してくれました。開翅角度は少し不満が残りましたが、南アルプス産は何とか満足できました。 さて、日を変えて舞台は北アルプスへ。前回訪問時はミヤマハタザオはほとんど開花していませんでしたが、ようやくポイントのハタザオが咲き始めました。この日は天気はピーカンですが、予報は天気は下り坂。飛び回るばかりの個体の飛翔写真を撮りながら待つこと5時間。ようやく雲が出てきてくれたと思ったら、アッと今にドン曇りになってしまいました。。こんなに早く分厚い雲が広がるなんて・・・と空を恨めしく見上げていると、一時的に

南信の珍蝶
クモツキで忙しいシーズンではありますが、その合間を縫って毎年必ず撮りに行く珍蝶がベニモンカラスシジミです。表の紅紋を撮りたくて下手な飛翔撮影をトライするのですが、毎年ボツでございます。 しかし、今年は幸運の女神が微笑んでくれました。ヒメジョオンの咲く草むらを見回っていたら、黒いものがぶら下がってるではありませんか。お、吸蜜か?!と見てみると、何と交尾ペアではありませんか! 鼻血が出るかと思いました(大袈裟か)。昨年のトラキマとノーマルキマの交尾といい今回のベニモンの交尾といい、また何かいいことがありそうな予感が・・・。まぁ、あまり期待しすぎないよう精進します。 テリトリーを張るベニモンカラスシジミ♂ 長野県南部 EOS90D/EF100㎜LMACROISUSM ♂の占有空間に飛び込んできた♀ 長野県南部 EOS90D/EF100㎜LMACROISUSM ハルジョオンの上で交尾していた新鮮なペア 長野県南部 EOS90D/EF100㎜LMACROISUSM 初めて撮影に成功したハルジョオンで吸蜜する♀ 長野県南部 EOS90D/EF100㎜LMAC

東信地方の貴重なブルー
天気が悪い週末は草原のブルー系シジミ、というのが僕のセオリーです。ゼフが出ていればゼフでもいいんですが、ちょっと早いですね。というわけで、久しぶりに東御市のオオルリシジミを見に行ってみました。 ご存じ、ここのオオルリは飼育されたものを移入したものですが、移入当初はあちこちのあぜ道やため池の土手で見られましたが、今では確実に姿を見ることができる場所はかなり限られてしまっているようです。天気予報が外れて小雨降る中傘をさしてポイントを見回っていると、ようやく1頭がクララに止まっているのを発見。気温が低く開翅してもらうのに1時間もかかってしまいましたが、何とか美しいブルーを撮ることができました。羽化したてのビカビカの個体です。 今日はこれで満足するしかないかとレストランで昼食をとっていると、雨が止んで明るくなってきました。もしやもしやとポイントに戻ると、今まで草の間に隠れていたんでしょうか、何頭も飛び始めて♀まで出会うことができました。やっぱりオオルリは♂と♀セットで撮りたいですな。 クララの上で開翅するオオルリシジミ♂ 長野県東御市 EOS90D/EF

アルプスに遅い春がやってきました
GWも過ぎ、いよいよ蝶の発生も本番です。アルプスの春を彩るあのオレンジが発生を始めました。この週末は天気が超微妙でいこうかどうしようか悩みましたが、午後から天気が回復するというピンポイント予報を信じて出動しました。が、14時過ぎても小雨が降るあいにくの天気。くそー、里は天気は回復しているようですが、山沿いはダメかと諦めかけた15時過ぎ。奇跡的に雲が切れて青空が出てきたではありませんか! すると西日に温められて、奇跡のオレンジがフラフラと視界の隅に入りました。ここから稜線に日が沈むまで、じっくり撮影できたのでした。 今回はその奇跡の個体と翌日またしても偶然出会えた(見つけてもらった)個体を掲載。迷ったら行くのが吉だなーと改めて痛感しました。 ニリンソウの上で日光浴するクモマツマキチョウ♂ 長野県大町市 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM タネツケバナに訪花した♂ 長野県大町市 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM カキドオシで吸蜜する♂ 長野県大町市 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM 夕陽で日光浴する♂ 長

ヒメギフのちイエローバンド@白馬
今年のGWは10連休にして、4/30~5/5まで信州で修行僧のような生活をしていました。というのも、わけあって来年からGWは本州で過ごすことができなさそうなので、久々にGWの白馬をしっかりやろうと信州に乗り込みました。 まずは先週消化不良だったヒメギフから。先週撮ったポイントではカタクリが終わっていたので、場所を何か所か変えながら探すと、鮮度もよくカタクリも綺麗に咲いている場所で出会うことができました。その場所ももうカタクリは間もなく終わることでしょう。 ヒメギフが飛んでいるポイントにはギフも飛んでましたが、ようやくイエローバンドにお目にかかることができました。実はGWの白馬は撮影者が集中するので滅多に行かず。イエローバンドの姿を拝んだのは学生時代ぶりのことでした。バンドでもバンドのくっきりさでグレードがありますが、初日に撮影できた個体はバンドが太く、この上ない美しいバンドでした。こんな綺麗なバンドが毎年見れるとよいのですが。 カタクリで吸蜜するヒメギフチョウ1 長野県白馬村 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM カタクリで吸蜜するヒ