

- 2021年8月30日
晩夏の高原の貴婦人
残暑が厳しい中、信州の夏に終わりを告げる2種を撮影してきました。僕が主戦場にしている信州の最後を彩る最後の年1化の蝶、ヤマキチョウとキベリタテハです。どちらも黄色が美しい蝶です。 ヤマキチョウは恥ずかしながら初めて撮影しました。去年は撮ったぜーと思っていたら、PCモニターでよくよく確認するとスジボソヤマキでした(素人か!)。今年こそは!と思ってましたが、こんなに少ない蝶なのかと驚きました。どこに行っても1頭いるかどうか、クモツキよりも撮影が難しいんじゃないかと思ってしまいました。絶対に開翅しない蝶なので、表の美しい黄色は苦手の飛翔撮影しか手がないのも困ったものです。 キベリタテハは今年は豊作のようで、信州の峠道に行くとあちこちで姿を見ることができました。コンクリの壁にとまっている写真が多くなりがちな本種ですが、トラップを仕掛けたシラカバに止まる姿を撮影できました。広角写真はまた来年以降の宿題とします。 納車1年経ってない我が家のカローラツーリングですが、もう走行距離2万キロを軽々突破。今年はよく走りました。富士山がベランダから見える日が少しずつ増


- 2021年8月16日
信州の夏の終わりに
信州の夏の蝶も最終盤。ゴマシジミが最盛期を迎えると、高原には秋の気配が漂います。今年はゴマシジミはパスするつもりだったんですが、撮りたかったクモマベニヒカゲが大不作だったので諦めてゴマに転戦。 で、毎年多くの撮影者がゴマ撮影で訪れる奈川。たくさん撮られていますが、ほとんどは黒っぽい2枚目のような個体かと思います。とびっきり青い個体の開翅は奈川といえども難関です。今回はとんでもなく青い個体の撮影に成功しました。夕方ポイントに入ってすぐにルリシジミと間違うような青いこの個体を見つけました。絶対に開翅を撮るぞと汗だくになりながら段々畑を追いかけ続けること約1時間。ようやくハギの葉先に止まりモゾモゾし始めました。そしておもむろに開翅。息を吞むほどの青い個体でした。往年の開田ゴマを彷彿とさせる見事な個体です。ここ数年撮ったゴマシジミの中で、圧倒的に青い個体でした。 開翅するゴマシジミのスーパーブルー個体 長野県松本市 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM こちらはノーマルブルー個体 長野県松本市 EOS90D / EF100mmF


- 2021年8月1日
深山のブルー
富山の立山にミヤマモンキを撮りに行くつもりで車を走らせていましたが、天気予報が怪しくなったのとオオゴマの発生が予想よりも早いようなので、急遽行き先を変更して久々に岐阜県側のオオゴマを撮りに行ってきました。近年簡単に見ることができなくなっている本種ですが、沢沿いを奥深く詰めるとその美しいブルーをいくつも見ることができました。人気のない北アルプスの奥深くで一日じっくりとオオゴマの撮影を満喫でき、登山の疲れも吹き飛びました。 美しい新鮮なオオゴマシジミの開翅 岐阜県高山市 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM 食草カメバヒキオコシでの吸蜜 岐阜県高山市 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM 吸蜜中にも開翅してくれた 岐阜県高山市 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM 深山での幸福のひととき 岐阜県高山市 EOS5DMarkⅣ / EF24mmF1.4LⅡUSM オオゴマシジミの食堂 岐阜県高山市 EOS5DMarkⅣ / EF24mmF1.4LⅡUSM