

- 2022年6月26日
EOSR7のデビュー戦は会津のキマルリ
買いました、EOSR7(APS-C機)。何年待ったことでしょう。フルサイズは風景用に長く使ってますが、蝶の撮影にはAPPS-C機の方がワークディスタンスの関係で圧倒的に有利です。フルサイズは相当被写体に寄らないと大きく撮れないので、蝶には使い物になりません。 さて、R7のデビュー戦は会津のキマルリです。同地を訪れるのは2度目、前回はもう5年ほど前でしょうか。信州を縦横無尽に走っている僕としても、東京から300kmを超える福島はさすがにちょっと遠い。。この日は梅雨時なのにオニ晴れで、活動を開始したのは何と16時半! 待ちくたびれましたよ~。テリ張り位置が微妙に高く、下草の先端を少し剪定して止まる位置を微調整したら撮りやすくなりました。会津のキマは僕好みのとても青い個体が多く、1年ぶりのキマルリブルーを堪能できました。 夕方樹上から舞い降りたキマダラルリツバメ♂ 福島県三島町 EOSR7/EF100㎜MACROLISUSM 開翅してテリトリー行動をとる♂ 福島県三島町 EOSR7/EF100㎜MACROLISUSM ブルーの輝きと黒のしまりともに申し


- 2022年6月21日
15年ぶりの出会い
多くのゼフの中でもキリシマ、フジとともに撮影難関種の一つヒサマツミドリシジミですが、就職して関東に引っ越してからは撮影機会がありませんでした。何となく関西の蝶というイメージがありまして。それが関西まで行かなくても撮れると聞いて一度行ってみたいと思うようになりました。去年は天気とタイミングが合わずに見に行けませんでしたが、今年はタイミングが合ったので一念発起して撮りに行ってみました。 前に観たのは学生時代なのでもう15年も前の話です。それでも、あの高速飛翔を見たら一目でヒサマツだと分かりました。素晴らしい飛翔能力です。卍も超高速。なかなか射程圏内には止まってくれませんが、やっと止まったと思ったら♂はスレ、ボロばかり。。1週間ほど遅かったようです。でも、超ラッキーな出会いがありました。でかいムラサキシジミが飛んできたと思ったら、何とヒサマツ♀。やはりヒルトップポイントにも♀がやって来て♂と交尾するんだなと納得しました。いやー、♀のAB型は美しかったです。 ポイントの様子が分かったので、来年は新鮮な♂を撮影したいものです。 テリトリー行動をとるヒサマツ


- 2022年6月21日
スーパーブルーを撮影せよ!(その2)
前週に何とかスーパーブルーミョウコウを撮影できましたが、まだ撮り足りなかったので再度小谷村に足を運びました。結構ダラダラ発生のようで、新鮮個体をいくつも見ることができました。そして、前週よりもさらに青い個体にも出会うことができました! 天気が晴れてしまったので、曇っているうちに急いで撮影を済ませてしまいました。やはりアサマシジミは梅雨空での撮影が肝心ですな。 まぁまぁ青い個体 長野県小谷村 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM おぉこれは素晴らしい青い個体 長野県小谷村 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM うわーこれは色調がさらに明るい素晴らしい個体 長野県小谷村 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM 梅雨空のもとで 長野県小谷村 EOSR6/RF14-35㎜F4LISUSM


- 2022年6月12日
帰りに?ちょっと寄り道してチョウアカ
スーパーブルーミョウコウシジミを何とか撮影し、ちょっと遠回りして新潟のチョウセンアカシジミをおまけで撮りに行ってみました。昨年は1週前に行って数が少なかったので、ちょうどいい時期かなと思ったのですが、予想に反して数は少なめ。♀もそこそこいたので時期が早いというわけではなさそうですが、よく分かりません。学生の頃に山形で見たような紙吹雪が舞うようなテリ張りをもう一度見てみたいものです。 トネリコの花に止まるチョウセンアカシジミ♀ 新潟県見附市 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM トネリコの幹で翅を伸ばす♀ 新潟県見附市 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM 新潟県見附市 EOSR6/RF14-35㎜F4LISUSM


- 2022年6月12日
スーパーブルーを撮影せよ!(ミョウコウシジミ)
さあ、始まりました、激熱アサマシーズンの到来です! クモツキと共に僕の好きな蝶2強に君臨していますが、変異の面白さではこちらに軍配が上がります。 ここ数年トップバッターは、高地性アサマでも最も早くから出始めるミョウコウシジミです。同じミョウコウシジミでもポイントによって青さは様々ですが、青い個体が比較的多い産地でひたすら青い個体を追い求めました。 で、まぁしんどかったです、今回の撮影。どいつもこいつも僕の追い求めているスーパーブルーには及ばず。。おかしいな、去年はすごい青い個体が何頭もいたのにな・・・と諦めかけたその時、在りし日のヤリガタケシジミを彷彿とさせる絶品個体が現れました! 当日羽化と思われる超新鮮個体です。Oh,ジーザス!! 心身ともに疲れ果てた僕にとって、この上ないご褒美でした。来年もその美しいブルーを見せておくれよ。 青鱗は広いもののブルーの発色がやや暗い個体・・・ 長野県小谷村 EOS90D/EF100㎜MACROLISUSM ブルーの発色は明るくGoodだが青鱗が狭い個体・・・ 長野県小谷村 EOS90D/EF100㎜MACRO


- 2022年6月7日
山梨里山ゼフィルスフルコース
山梨の里山でもゼフィルスが出揃いました。今年は昨年よりも少し早いですね。僕は渋いクロミドリシジミがとても好きなので、毎年せっせと通っています。赤銅色の渋い表を撮影するなんて以前は高嶺の花でしたが、ある技を身に着けてからは毎年狙ってほぼ確実に撮影できるようになりました。でも、何度撮っても唸る渋さです。 クロミドリがいる森には、少ないながらウラミスジシジミも見られます。通っていると、だんだんクロミドリよりもウラミスジが目的になっていきます。こちらは裏も美しいですが、表の青紫色が何とも美しいのです。その表を撮るのは、必殺技を使っても難関。1時間もかけてやっと開翅してくれました。今年も何とか撮れて一安心です。 最後は、このポイントで初めて見かけたウラキン。林縁をふらふらと黄色いちっこい蝶が飛んでるなと止まったところを見たら、15年ぶりくらいに間近で見る嬉しい副産物でした(副産物といっては失礼ですが)。 里山ゼフはかなりお腹一杯になったので、山地性ゼフが出るまでしばし浮気をしようと思います。あ、撮影してませんが、今年はウラナミアカやミズイロオナガは豊作のよ


- 2022年6月2日
ゼフィルスシーズン開幕
クモツキマラソンも無事終わり、いよいよ1か月以上に及ぶゼフィルスシーズンに入りました。でも実は都内でウラゴマダラシジミを撮りに行ったりしてはいたのですが、どういうわけか何度行っても姿が見られずに空振りに終わっておりました。 で、初戦は今までにまともに見たことすらほとんどなかったオオミドリシジミです。関東では神奈川県の低山に結構いるようで、是非見にいきたいものだと1年前から思っていました。実際に見てみると、おぉ、大きい!というのが第一印象。山地性ゼフより明らかに大きく、さすがに‘オオ’ミドリシジミです。それほど多くはありませんが、低いところにも時々降りてきてくれ、全開の開翅を心行くまで堪能することができました。今年は今まで宿題として温めていたゼフを色々撮りに行こうと計画しています。何種撮れるか今から楽しみです。 低い位置でテリトリー行動をとるオオミドリシジミ♂ 神奈川県平塚市 EOS90D/EF100-400㎜F4.5-5.6LⅡISUSM×1.4 最も美しく輝くスイートアングルからの一枚 神奈川県平塚市 EOS90D/EF100-400㎜F4.5