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薩摩の珍蝶

信州での撮影がひと段落付いた9月の頭、毎年鹿児島にタイワンツバメシジミを撮りに行きます。早々に絶滅した和歌山や高知はさておき、かつては九州のあちこちに生息していましたが、今ではまともに見られるのは宮崎のごく一部と鹿児島くらいです。その鹿児島でも学生の頃撮影した場所はかなり潰れてしまっていて(復活している場所もあるでしょうが…)、貴重なポイントで細々と発生しています。いつまでも生き残ってくれるように、そう願いながら毎年撮影しています。

ワンツの撮影は、暑さとの闘いになります。今年の関東は秋雨前線が停滞して残暑が吹き飛びましたが、さすが鹿児島、熱中症になりそうな暑さです。そんな中日傘をさしてライトを当て、開翅するのをじっと待つのは苦行以外の何物でもありません。でも今回は念願の♀の開翅が撮れたのが大収穫でした。漆黒の開翅は何とも言えない気品が感じられますねぇ。


滞在中ほんの数回しか撮れなかった♂の開翅 鹿児島県南部 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM

ようやく撮れた♀の開翅 鹿児島県南部 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM

今年は裏を撮らなかったので去年のを… 鹿児島県南部 EOS90D / EF100mmF2.8LMACROISUSM

林道脇で見つけた交尾ペア、ずっと生き残ってほしい 鹿児島県南部 EOS5DMarkⅣ / EF24mmF1.4LⅡUSM




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